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あらすじ
─カーテンの陰には、俺には無縁の世界が広がっている─ バカばかりの底辺男子校・千鳥は、由緒あるお嬢様校・桔梗女子から嫌われている。隣接する校舎の教室は、常にカーテンが閉ざされており、一度も見ることがない。千鳥に通う紬凛太郎は、その見た目から怖い人だと誤解され、次第に人との距離を置くようになっていた。ある日、実家のケーキ屋で働いている時に、お客さんとして訪れた薫子と出会う。「凛太郎くんは怖いっ…
詳細情報
エピソード
| 01 |
凛太郎と薫子 |
底辺男子校の都立千鳥高等学校と、由緒正しきお嬢様校の私立桔梗学園女子高等学校。 隣接してはいるものの、両校の溝は深い。 千鳥に通う紬凛太郎は実家のケーキ屋の手伝い中に、大量のケーキを食べる少女・和栗薫子と出会う。凛太郎を見て逃げるように店を去った薫子。 怖がらせてしまったと後悔する凛太郎だったが、翌日彼女は凛太郎を訪ねてくる。 |
| 02 |
千鳥と桔梗 |
自分を怖がらず、まっすぐに見てくれた薫子が桔梗の生徒だと知った凛太郎は、校門で起きた騒動で千鳥と桔梗の仲の悪さを目の当たりにし、もう会わない方がいいと思いながらも薫子のことが頭から離れないでいた。 露骨に千鳥を嫌う桔梗だから、薫子はケーキ屋にも来なくなるだろうと考えていたが、凛太郎が帰宅するとそこには薫子の姿が。 |
| 03 |
優しい人 |
担任から、中間試験で赤点を取るとスポーツ大会に参加できないと伝えられた凛太郎と翔平。朔と絢斗に教えを乞うも断られ、放課後2人は赤点を回避するために図書館で勉強することに。 途中、1人外のベンチに移動した凛太郎は同じく勉強に来ていた薫子に出会い話をする。その様子を薫子の友人で千鳥を嫌う保科昴に見つかってしまい──。 |
| 04 |
心の温度 |
薫子に勉強を教わることになった凛太郎。休日に2人で過ごすことに緊張しつつも、互いに敬語で話すことをやめ、友人として距離を縮めていく。 勉強会を終えて帰宅しようとした凛太郎は、突然昴に呼び止められる。困惑する凛太郎に、昴は「もう薫子には会わないでほしい」と伝えてきて──。 |
| 05 |
はじまりの予感 |
薫子からのメッセージが添えられたノートを翔平・朔・絢斗に見られてしまった凛太郎。問い詰められても「言いたくない」と拒絶する凛太郎に朔は怒りを隠せず、険悪な雰囲気になってしまう。 2人に仲直りをしてもらいたい翔平と絢斗が朔に怒っている理由を聞くと、意外な答えが返ってくる。 |
| 06 |
大嫌い 大好き |
昔よく2人で遊んだ公園に薫子を呼び出した昴は、凛太郎に「薫子にはもう会わないでほしい」と話したことを打ち明ける。勝手なことをしたと何度も謝る昴に、薫子は「今だけ、昔に戻ろう」と幼少期の思い出を話しはじめる。それを聞いた昴は──。 |
| 07 |
かっこいい男 |
様子のおかしい凛太郎を見て何かあると感じた翔平・朔・絢斗は、放課後、凛太郎を尾行する。 凛太郎が待ち合わせをしている相手が桔梗の生徒・薫子と昴であることに驚く3人。ファミレスでバレないよう隣の席に着くと、凛太郎の本音が聞こえてきて──。 |
| 08 |
感情の正体 |
翔平・朔・絢斗に薫子と昴を紹介する凛太郎。ぎこちなさは残るものの、千鳥と桔梗という学校の垣根を越え、6人は新しい関係を築き始める。 その帰り道、中間試験の勉強会のお礼がしたいと話す凛太郎に薫子がお願いしたのは一緒にでかけることだった。 |
| 09 |
金髪とピアス |
薫子への想いを自覚した凛太郎は、自分の感情に振り回されることにもどかしさを感じていた。 休日に翔平・朔・絢斗が凛太郎の自宅に遊びに来ることになり、当日偶然ケーキを買いに訪れた薫子と昴も合流することに。 |
| 10 |
青い嵐 |
期末試験に向け6人は勉強会をすることに。その成果もあり、凛太郎と翔平は再び赤点を回避。 放課後、クラスメイトとボウリングに向かう途中、道の向こうに薫子たち桔梗の生徒の姿を見つけ、凛太郎は薫子から目が離せなくなる。それに気づいた翔平の一言で“ポンコツ紬”が再来──。 |
| 11 |
ぬくもりのひとくち |
昴から薫子の誕生日が2週間後だと知らされた凛太郎は、祝いたいと思いつつも何をプレゼントすれば良いのか悩んでしまう。母のアドバイスを受け、薫子の大好きなケーキを手作りすることにした凛太郎は、父に教えてもらうことに。 昴のアシストもあり、薫子と誕生日に会う約束をした凛太郎は一層気合を入れてケーキ作りの特訓に励む。 |
| 12 |
海辺の惑い |
夏休み、6人で海に遊びに来た凛太郎たち。 和やかな雰囲気の中、1人浮かない表情を浮かべる昴。薫子に理由を尋ねられ、悩んでいる理由を打ち明ける。 みんなと過ごす中で凛太郎たちとちゃんと向き合いたいと思った昴は、4人にある「お願い」を口にする。 |
| 13 |
薫子と凛太郎 |
海で思わず告白してしまった凛太郎は、もう一度会って話をするために薫子と2人で夏祭りに行く約束をする。 凛太郎から真っ直ぐな思いを伝えられた薫子は、2人が初めて出会った日のことを話し始めるが、それは凛太郎が思い出している日とは違っていて…。 2人にとって、一生忘れられない1日が始まる──。 |
感想・レビュー
最高にキュンキュンして、心がじわっと温かさで満たされました。初恋のもどかしさと美しさ、友情の信頼を深めていくドラマ、家族の絆と支え合い高校生の青春をまるごと詰め込んだアニメです。すべての要素に共感できるはず。共感できるという実感は、自分の経験を思い出して力強くガッツポーズをするほど。悪者が一人も現れず、登場人物みんなが好きになれる、そんな平和で心温まるキュンキュンアニメでした。
薫子の可愛らしさが際立つ作品で、凛太郎の成長も丁寧に描かれています。友情や好きな人、大切な人の存在が、自分にとってどれだけ大切かを考えるきっかけになりました。
みんな良い子！桔梗の先生たちが千鳥を敵視している理由って何だろう？大人のせいで、子どもたちが不要な対立を強いられているなんて、不毛だよね！笑
中盤にはおとぎ話のような予定調和が多く見受けられ、良くも悪くも丁寧で穏やかな印象が強かった。しかし、後半の数話では急展開ながら細やかに心情が描かれており、思わず感動してしまった。今後の展開が非常に楽しみな作品だ。
高校生の純粋な恋愛描写が眩しく、胸を打つ。登場人物に悪い人はいなくて、全体を平和な雰囲気で楽しめるのも魅力。キャラひとりひとりのビジュアルも魅力的で、性格もいい。とにかく本当に良かった。
素晴らしかった。ラストまで一直線に、ひたむきに青春を謳歌していて、初夏の日差しのように爽やかな雰囲気が漂っていた。
二人がじっくりと一歩ずつ前に進む中で築かれる関係がとても良い。見ていて心地よい。
人を避けていた凛太郎が、友人たちや薫子とのやり取りを通じて徐々に心を開いていく様子、それを見守る周囲の姿は何とも言えない魅力がある。
そして何よりも薫子、可愛い。それ以外に何がある？
期待どおりの仕上がり。原作ファンの期待を裏切らない出来映えで、映像は美しく、声優の演技もキャラにぴったり寄り添う。こうした真っ直ぐな作品が好きです。昴推しです。
底辺男子校の凛太郎と私立女子校の薫子が織りなす恋愛ドラマ。
さまざまな差異や違和感が次第に解消され、青春を謳歌しながら恋愛に発展していく。
薫子は偏見を持たない純粋な性格で、凛太郎は少し気にしすぎだが非常に優しい。彼らの関係はとても魅力的で、後半に凛太郎の薫子への気持ちが明らかになるにつれ、さらに素晴らしく感じる。12話の花火での告白には驚かされた。
王道のストーリーながら、登場人物全員が温かく、CloverWorksならではの美しい作画が印象的だ。薫子の髪の躍動感や表情の描写も絶妙だ。
昴が少しずつ心を開き、自分の気持ちを語り始める姿には意外性があった。凛太郎の母に関するエピソードも感動的だった。
最終回では両思いになる展開が描かれ、本当に素敵な作品だった。
構成が完璧すぎる！
これ、まだ原作の4分の1って本当！？
続きが気になる！
尊いです️
二人とも可愛らしくて、みんなが愛おしい！全キャラクターに愛を感じます(大袈裟ですが)。続編が待ち遠しいです！
素直さは大切だし、本当に可愛い！思いやりも欠かせません！このことを学びました。
簡単に思えることですが、素直に言葉で伝えたり、相手のことを思いやって表現するのは意外と難しいですね。
どちらか片方だけを重視することが多いですが、素直に全てを伝えることが正しいわけでもなく、思いやりを重視しすぎて我慢したり、遠回しに表現するのも良くない。
両方のバランスが大事だと思います🫶感想文みたいになっちゃいました(笑)